メガネレンズは曇るということはよくありますが、曇り止めの方法にはいくつかあってそれぞれメリットとデメリットとがあります。
今回は曇り止めの方法について効果がある、手間が少ないなど個人的な見解からランキング形式で紹介していきたいと思います。
曇り止めの方法① 曇り止めレンズにする
後述していきますが、曇り止めスプレーなどいくつか小手先の方法はありますが、手っ取り早く手間が一番かからないのはこの曇り止めレンズにしてしまうことです。
効果が最も長続きするので外出先で曇り止め方法をするというような手間もかかりません。
曇り止めレンズには主に2つの種類がありますが、
- 撥水による曇り止め
- 吸水による曇り止め
というようになります。
レンズが水をはじく、あるいは吸収するような形で曇り止めをするということです。
結論からいいますと撥水による曇り止めレンズがすぐれていて、曇り止めレンズの機能が長持ちするようになります。
吸水だと3年程度で曇り止め効果がなくなってくるのがデメリットといえます。
撥水による曇り止めレンズといえばJINSがまず有名ですが、通常のレンズにプラス5000円程度かかります。
この撥水レンズの費用の高さがやはり最大のデメリットといえます。
曇り止めの方法② 曇り止めクロスによる曇り止め
曇り止めクロスは通販サイトでも購入できますし、安くもあります。
- 曇り止めの効果はしっかりとしている
- 割合長時間曇り止めの効果は続く
- 曇り止め作業が最も早くできる
- 1枚で2週間程度使えるのでコスパが良い
- 冬のマスク使用時にも曇らないといった効果も期待できる
と良いことずくめともいわれますが、大きなデメリットがあって、それはレンズに傷がつく原因となるということです。
レンズにホコリがついたままこの曇り止めクロスを使用する人が大変多いのですが、
- ホコリがない状態でレンズは拭かないといけない
- ホコリがなくてもクロスでレンズを拭く強さによってもやはり傷の原因となる
というような事情があります。
曇り止めの方法③ スプレー洗剤による曇り止め
アマゾンなどにも販売されているのがスプレー洗剤を吹き付ける曇り止めです。
一見合理的な方法といえますが、実はデメリットもいくつかありますし、しかもそのデメリットに気づかないまま使用を続けている人が意外と多いのです。
- レンズの種類によっては曇り止めの効果がすぐに切れる
- 体温の高い人だと曇り止めスプレーが取れて曇るようになるのが早い
- 曇り止めスプレーを塗るときにレンズに傷をつける人がかなり多い
- スプレーを塗った後に拭いても筋が残り視界に入る
曇り止めスプレーの塗り方としては2プッシュほどして30秒ほどしてから拭き取ります。
この待つ時間が長いことで曇り止めがすぐに効果をなくす場合もあります。
最大のデメリットは曇り止めを塗るときにレンズに傷をつけている人が多いことで、ホコリがついた状態でティッシュなどを使ってレンズをこするので傷の原因となるようです。
また以下のページでも解説していますが、レンズにホコリがある状態で曇り止めスプレーを塗るのでムラができて曇るということにもなります。
以下のページに説明しています手順でレンズのホコリをすべてとってから曇り止めスプレーを塗る、拭き取るといったことが必要です。
参照
「正しいメンテナンス方法 洗い方や拭き方でコーティングがはがれる?」
「メガネの正しい曇り止めの塗り方!○○の作業を抜いてはいけない」
曇り止めの方法④ 曇り止めジェルを使用する
曇り止めジェルも曇り止めでは人気の商品ですが、ジェルタイプも曇り止めスプレーと同じように塗るときにレンズに傷をつける可能性もあります。
そのため同様におすすめは個人的にはできないと考えています。
- ジェルをレンズ全体に広げるのがやや難しい
- 曇り止め効果の耐久性がやや短め
- ジェルを塗った後に視界が見えにくい
- ジェルを塗った後に水滴になり拭き取ると曇り止め効果がなくなる
- ジェルを塗るときにレンズに傷をつける可能性がある
これが個人的な曇り止めジェルのデメリットです。
番外編!100円ショップの曇り止めの効果
100円ショップ、100均にも曇り止めのスプレータイプの商品は開発発売されています。
100円程度なので当然メガネ屋、薬局などで購入するよりも安いのですが、
- 100円なので最安値
- 曇り止め効果も5~6時間程度は持つものもある
と効果は一定程度ありますが、上記のスプレータイプの曇り止めと同じデメリットがあります。
何度もいいますが、最大のデメリットはレンズに傷をつけることもありえるということで、それでもスプレータイプの曇り止めを活用する場合にはレンズを最初に洗ってホコリを取ってから曇り止めの作業をするようにしていきましょう。
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