近視という場合には度数設定を考えていく必要があります。
メガネ購入ではメガネ屋の店員がヒアリングや見え方の確認もしながら自動的に度数を決めていくような感じもしますが、今回はメガネ屋店員の頭の中といいますか、近視と度数との関係について説明をしたいと思います。
メガネの度数と近視との関係性
保証書などを見れば近視レンズの度数が記載されています。
この度数と視力との関係性は絶対的なものでなく、多少上下します。
これは人によって見え方の感覚が違ったりすることが理由ですが、メガネ屋店員の考え方も一部反映されている場合もあるからといえます。
メガネの度数と近視での視力の関係性は以下のようになります。
- ±0.00D(正視)1.2~1.5
- -0.25D 0.8~1.2
- -0.50D 0.5~1.0
- -0.75D 1.0~0.4
- -1.00D 0.9~0.2
- -1.25D 0.8~0.1
- -1.50D 0.8~0.1
- -1.75D 0.7~0.08
- -2.00D 0.7~0.08
- -2.50D 0.5~0.06
- -3.00D 0.3~0.04
- -4.00D 0.2~0.04
- -5.00D 0.1以下
上記のように度数に対して合わせる視力には幅があることがわかります。
そのため近視レンズの保証書から視力特定は基本的には難しいというようになります。
近視レンズはただ見える度数なら良いというわけではない
近視レンズでよくあるのが過矯正という問題です。
近視では遠くが見えるかどうかで見え方のチェックをし、そのままレンズを購入することが多いです。
テストレンズをかけて遠くにあるものを見えるかどうか質問に答えているうちに度数を決めていきますが、このときに曖昧に回答していたりすれば度数を強くしすぎたものを選んでしまうという場合もあります。
このような近視度数を強くしてしまうことを過矯正といった呼び方をします。
過矯正では
- 見えすぎる
- 近くを見ていると眼が痛い
- 頭痛がする
- 眉間が痛くなる
など体調変化になって表れてきますので、自分でもすぐに判断することはできます。
レンズを購入した場合、保証期間があるので、過矯正かなと思えば購入したメガネ屋で近視度数を緩めるといったことも無料で行ってもらえるはずです。
参照
近視度数と見る対象との距離感
最近ではスマホ、ゲーム、パソコンの関係もあって30代で老眼となる人も出てきています。
その原因は長時間近距離にピント調節を固定化することにありますが、近視度数で遠くまで見えるレンズで近くを見続けることにもあります。
近視度数は遠くも見えるレンズでは近くを見るときにはかえってピント調節機能に負担をかけることになります。
近くをよく見るメガネと、遠くを見る日常用とでは度数の使い分けをしなければ眼精疲労にもなりやすくなるので注意しなければいけません。
参照
「危険!使用用途に合っていないメガネは眼に負担をかけている!」
近視度数は矯正後にどの程度の視力になるのがベスト?
日常用の近視レンズであれば矯正後に1.2や1.0程度の視力に両方の眼がなるように度数設定をするのが通常です。
参照
「運転用、車用メガネの作り方!正しい度数設定と夜用メガネも」
もちろん人によっては1.5になるように設定する場合もありますが、上記のようにただ矯正後によく遠くが見えれば良いというものでもありません。
見えすぎることで過矯正に感じて頭痛の原因となる場合もありますし、そのメガネの使用用途からすれば度数の強すぎるメガネとなることもあります。
- 遠距離 日常、運転
- 中距離 室内
- 近距離 パソコン、スマホ、ゲーム
距離感に応じて、どこをよく見るメガネかで近視度数は設定するべきとなります。
たとえばパソコン作業でよく使うメガネで、遠くまでよく見える近視度数にすれば過矯正となり眼精疲労となり、老眼を早めることにもなります。
近距離や中距離用だと遠距離用よりも度数を3つ程度落とすような方法もあります。
また日常用メガネで度数の弱いものをかければ動体視力に影響してきます。
- 眼を細めずに見ようとするものが見える度数
- 近くを見るメガネでは見えすぎでつらくない
といったメリハリのきいた近視度数に設定していくことが重要ということになります。
<スポンサード リンク>売上本数No.1のJINS。
薄いレンズも追加料金0円で、個性的なデザインも多く、似合うメガネが見つかります。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓